MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)では、指値決済注文がや「T/P」、決済逆指値が「S/L」と記載されます。
とはいえ、この英語はなんだろう?どんな意味だろう?と感じているFX初心者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、FXで使用されるストップロス(SL)とテイクプロフィット(TP)についてわかりやすく解説します。
ストップロス(SL)とは
ストップロス(SL)は、資産価格が特定のレベルまで下落した際に自動的に売却する注文のことを指します。
ストップロス(SL)を活用する理由は、大きな損失を防ぐためです。
例えば、ある株式を100円で購入し、90円でストップロスを設定した場合、株価が90円まで下落すると自動的に売却されます。これにより、想定とは逆方向に相場が動いたとしても、最大10%の損失に抑えることができます。
ストップロスの利点は、感情的な判断を排除し、冷静な投資戦略を維持できることです。また、相場を見れない時や市場が急激に変動した際にも、損失の拡大を防ぐことができます。
とはいえ、根拠もなしにストップロスを設定するのは避けた方がいいでしょう。ストップロスの設定によっては、短期的な価格変動で不必要に売却されてしまう可能性もあるためです。
テイクプロフィット(TP)とは
テイクプロフィット(TP)は、予め定めた利益目標に達した時点で自動的に決済する注文方法です。ストップロスは損失を抑える役割ですが、テイクプロフィットは利益を確定させる役割を果たします。
例えば、ある通貨ペアを1ドル100円で購入し、1ドル105円でテイクプロフィットを設定した場合、為替レートが105円に達すると自動的に売却され、5%の利益が確定します。
テイクプロフィットを設定することで、感情に左右されず、計画通りに利益を確保できます。
とはいえ、過度に低いレベルに設定すると、大きな利益機会を逃す可能性もあります。そのため、市場分析や個人の投資目標に基づいて、適切なレベルを設定することが重要です。
テイクプロフィットは、ストップロスと組み合わせて使用されることが多く、これによりリスクとリターンのバランスを保ってトレードすることができます。
ストップロスやテイクプロフィットを設定するべき理由
ストップロスやテイクプロフィットを設定するべき理由は以下の通りです。
- リスク管理を正しく行うため
- 感情的なトレードを避けるため
- 資金管理を徹底するため
それぞれについて解説します。
リスク管理を正しく行うため
ストップロスとテイクプロフィットを設定することで、リスク管理を行うことができます。
ストップロスとテイクプロフィットを使うことで、トレーダーは各取引での最大損失と目標利益を前もって決められます。ストップロスは、市場が予想外に動いた時の損失を抑え、資金を守ってくれるでしょう。一方、テイクプロフィットは、目標利益に達したら利確を行ってくれるため、機会損失を避けることができます。
リスクと利益の比率を1:2に設定すれば、勝率が33%を超えるだけで利益を出すことができるでしょう。
また、市場が急に変動したり、予想外の出来事が起きたりしても、機械的に対応できることもメリットです。ストップロスとテイクプロフィットを設定していない場合には、常に相場を見張ってなければいけません。
ストップロスとテイクプロフィットを設定することで、精神的な負担を減らしつつトレードに取り組むことができるでしょう。
リスク管理を正しく行いたい場合には、期待値についても学習しておくべきです。以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

感情的なトレードを避けるため
トレードに取り組む場合には、感情が大きな邪魔になることがあります。
トレードに対して楽観的な気分の時は損切りのタイミングを逃す可能性が高まりますし、恐怖感が強ければ少しの損失で損切りしてしまうこともあるでしょう。
ストップロスとテイクプロフィットを設定することで、このような感情的なトレードを避けることができます。ストップロスとテイクプロフィットを設定するためには、前もって損切りラインと利益確定ラインを決めておく必要があります。
そのため、ストップロスとテイクプロフィットを設定していれば、市場の動きに一喜一憂せず、冷静に取引を進められます。損失が大きくなっているときに「もう少し待てば戻るかも」と思って持ち続けるリスクや、利益が出ているときに「もっと上がるかも」と欲張って利益確定の機会を逃すリスクを回避可能です。
また、ストップロスとテイクプロフィットを設定することで、取引前に相場を分析し計画を立てる習慣がつくでしょう。
資金管理を徹底するため
資金管理は、トレードで成功するために欠かせないスキルです。ストップロスとテイクプロフィットを適切に設定することで、効果的な資金管理が実現できます。
例えば、総資金の1%以上は失わないというルールを作った場合、ストップロスの位置と取引量を適切に調整することで、このルールをきっちり100%に守れます。
また、ストップロスとテイクプロフィットを設定することで、取引の結果を分析しやすくなるというメリットもあります。勝率、平均利益、平均損失などの指標をデータ化することで、勝てるトレーダーになるための経験値を積むことができるでしょう。
SLやTPを自分で設定できない場合におすすめのインジケーター
SLやTPを自分で設定できない場合におすすめのインジケーター「Lcat_Support」を紹介します。
Lcat_Supportは、複数の指標を組み合わせ、精度高くエントリーポイントを提示する革新的なFXインジケーターです。
LINEでエントリータイミングの通知が届くインジケーターで、SLやTPも通知されます。

このインジケーターの通知をただ受け取ってトレードするのではなく、裁量トレーダーとして成功したいという思いを持ってトレードを学んでいけば、数ヶ月で勝てるトレーダーになれるでしょう。
Lcat_Supportの詳細はこちらから確認できます。ぜひご覧ください。
FXで使用されるストップロス(SL)とテイクプロフィット(TP)とは?まとめ
本記事では、FXで使用されるストップロス(SL)とテイクプロフィット(TP)についてわかりやすく解説しました。
ストップロスやテイクプロフィットを設定するべき理由は以下の通りです。
- リスク管理を正しく行うため
- 感情的なトレードを避けるため
- 資金管理を徹底するため
ストップロスとテイクプロフィットを設定することでリスク管理を徹底することができるため、普段の取引でストップロスとテイクプロフィットを設定していない場合には設定することを心がけてみてください。
自分でSLやTPを設定できない場合には、「Lcat_Support」の導入も検討してみてはいかがでしょうか。